四畳半神話大系の主要登場人物 私(わたし) 本作の主人公。 大学三回生。 黒髪の乙女とのバラ色キャンパスライフを夢見る男子学生。 小津(おづ) 主人公の友人。 大学三回生。 およそ褒めるところが何一つないと言われる男子学生。 大学に在籍しているが勉学に励む様子はなく、あらゆるサークルなどに所属し縦横無尽に活躍しているらしい。 明石さん(あかしさん) 大学二回生。 理知的でクールな女性。 蛾が苦手。 樋口師匠(ひぐちししょう) おそらく大学に所属しており、八回生とウワサされている、年齢不詳の男子学生。 常に泰然、飄々としており、何に対しても動じない。 小津に「師匠」と慕われている。 四畳半神話大系 の簡単なあらすじ 主人公(私)は大学三回生になる男子学生。 大学入学してからこの春までの二年あまり、実益のある事は何一つとしていないと嘆きます。 それというのも、大学入学時のうかれた頭で入ったサークルや団体などが原因に違いないと主人公は考えるのでした。 「もしもあの時、あのサークルを選んでいたら…、もしくは何にも所属しなかったら…」そんな4つの平行世界で、主人公はどのような大学生活を辿るのでしょうか。 4つの短編が、同じようで少し違う平行世界を辿る青春ストーリーです。 入学してからの2年間、実益のあることなど何一つしてこなかったことを嘆いています。 それというのも、一回生の春が原因であろうと主人公は考えます。 当時ピカピカの一回生であった主人公は、これから巻き起こるであろうバラ色のキャンパスライフを夢見て大学構内を歩いていると、サークル勧誘のビラを沢山押し付けられてしまいます。 中でも気になったのは、映画サークル「みそぎ」、「弟子求ム」というビラ、ソフトボールサークル「ほんわか。 」 どれを選んでも面白い未来が待っているに違いないと、主人公は考えます。 どれを選んでも良く、また何も選ばなくても良いという状態で、主人公は何を選ぶのでしょうか。 本作は4つの短編が収録されていますが、そのどれもが主人公「私」の平行世界です。 つまりここで何を選ぶかが、主人公の運命の分かれ道になり、その後のストーリーが変わってくるのです。 なぜ主人公は三回生の春にため息をつくことになってしまったのでしょうか、一回生の春をやり直し、挽回できるのでしょうか。 付いて回る小津の存在 映画サークルに入ってみれば、一つ上の城ケ崎先輩という人物が独裁体制を築いていて馴染めず、ソフトボールサークルもぬるま湯の様な雰囲気に馴染めず、どこに行ってもなんだか孤立してしまう主人公。 しかし、それぞれのサークルで唯一小津という人物だけは、主人公と親しくなっていきます。 小津は大学に在籍しているものの、勉学に励むことはせず、様々なサークルや組織に所属し、縦横無尽に活躍している人物。 しかし性格はかなりのひねくれものでおよそ褒めることが何一つないのですが、何故か主人公とはウマが合い、主人公の唯一の友人なのでした。 主人公と小津は結託して、映画サークルの体制を崩そうと行動したり、ソフトボールサークルから抜け出そうと奮闘したりします。 その中で、小津が師匠と呼び慕う樋口師匠と出会うと、「明石さんとの縁結びに、君か小津を選ぼうと思う」という奇妙な提案をされたり、後輩の明石さんとは夏休みのアルバイトで出会ったことを思い出し、しかし何かを約束したことを思い出せず悶々したりと、怒涛の学生生活を送っていきます。 もっとマシな学生生活はなかったのだろうか、今からでも軌道修正して、バラ色キャンパスライフを送るにはどうしたらいいのか。 主人公が悩みながら、道端にいた占い師に助けを求めます。 占い師は、主人公が本当は真面目で才能ある人物であることを言い当て、とにかく好機を逃さないことが大事だと伝えます。 さらに詳しく話して欲しいと主人公が言うと占い師は、好機の印は「コロッセオ」であると言います。 そう言われても何も思い当たることのない主人公は、ひとまず「コロッセオ」を頭に入れながら生活をします。 4つの短編どれにおいても、「コロッセオ」というキーワードは共通のものとして登場しますが、それの意味するところはそれぞれ違っています。 ある時は食べかけのカステラの様子、時にはレポートの課題など……。 主人公はやっとコロッセオのキーワードに気付きます。 賀茂大橋と蛾の大群 4つの短編すべてに共通する結末、それはズバリ、主人公と明石さんが恋仲になるということです。 主人公と明石さんが賀茂大橋に居ると、蛾の大群が横切ります。 明石さんは漫画のような叫び声を上げてしまう程に蛾が苦手なので、主人公はあくまで紳士的に明石さんを助けます。 それまでの関係がきっかけか、その後の主人公の行動がきっかけなのかは明記されていませんが、とにかく二人は付き合うことになり、主人公は念願のバラ色キャンパスライフを手に入れます。 最後の短編で主人公は、自室の四畳半が無限に続く世界に閉じ込められてしまいますが、その1つ1つの四畳半が少しずつ違うことに気が付きます。 それは自分の運命がちょっとしたことでいとも簡単に分岐してしまい、いくつもの可能性を選び取って生きていることを実感します。 大学一回生の春に選んだ行動によって運命は様々に変わっていきますが、主人公が占い師のヒント「コロッセオ」に気が付き、何かしらの行動を起こしたことで、バラ色のキャンパスライフを送るという目標を達成します。 四畳半神話大系 を読んだ読書感想 「四畳半神話大系」は、主人公「私」の独白のような文章で進んでいきます。 言葉選びがとても巧妙で、リズムよく軽快に読み進めることができます。 短編4つですが、共通する部分がとても多く、個性あるキャラクター達に愛着をもって最後まで読むことができると思います。 文庫で400頁ほどある作品ですが、読書が苦手、という方でも非常にとっつきやすい作品です。 京都が舞台とされ実際の地名が多く出てくるので、お近くにお住いの方や土地に馴染みのある方はなお楽しく読めるのではないかと思います。 一風変わったキャンパスライフを、個性豊かなキャラクター達と共に楽しめる一冊でしょう。
次の道場の師範・佐々木玲圓(れいえん)が厳しい目で見ていましたが、三人が真面目に向かっているのを知り、口元を緩めます。 琴平はその日、磐音に戦いを挑みました。 いつ戦っても磐音の剣は手ごたえがなく、「春先の縁側でひなたぼっこしている猫のよう」と琴平は評します。 磐音は、本気を出して相手に向かうことがありませんでした。 いつか反撃をしてほしい、反撃させたいと、琴平は漏らします。 磐音の剣のことを「居眠り剣法」と、磐音の親友・琴平と慎之輔は名付けて笑いました…。 〔豊後 関前(せきまえ)〕 江戸参勤を終えた慎之輔、琴平、磐音は、故郷の土を踏みます。 急いでいるのは慎之輔でした。 慎之輔は参勤交代の直前に、琴平の妹・舞と祝言を上げており、三年ぶりに妻と会えるので楽しみにしているのです。 琴平にはふたりの妹がいました。 慎之輔が舞と結婚をしましたが、今回の参勤を終えると、磐音がもうひとりの妹・奈緒と結婚する予定です。 〔三年前〕 江戸詰めが決まった際に、磐音は奈緒に、三年会えないことを告げました。 ふたりが話すそばには南天の枝があり、赤い実をつけています。 磐音は奈緒に、三年間会えないけれども、その間に美しくなっていることを楽しみにしていると告げました。 戻った時には結婚することを約束し、指切りをしていました…。 …屋敷に戻った磐音を、両親の正睦、照埜、妹・伊代が出迎えます。 予定どおり、翌朝には奈緒との祝言が決められていました。 奈緒と結婚した後、磐音は勘定方への勤めが決まっています。 その頃、慎之輔は帰宅の途上で、叔父の蔵持十三(じゅうぞう)に会います。 十三は慎之輔に、妻の舞が不貞を働いていると耳打ちされました。 近くに待合ができて、その界隈では有名な話だと言った十三は、慎之輔が舞に贈った簪を見せます。 舞は山尻頼禎(よりさだ)という武士と恋仲になっており、頼禎からもらった鼈甲の簪を大事にし、慎之輔の簪は捨てたと言いました。 帰宅した慎之輔は、舞の髪に鼈甲の簪が刺さっているのを見て、問答無用で手討ちにします。 慎之輔は弥七を使いに出し、舞を斬ったことを琴平へ知らせました。 琴平が翌朝見に行き、妹の亡骸と対面します。 琴平は、十三の言うことがおかしいと言い、反駁する十三を斬りました。 慎之輔は、十三から受け取った簪を見せますが、それを見た女性の使用人が、舞が簪を探していたことを告げます。
次の10冊 読んだページ 71365ページ(1日平均25ページ) 感想・レビュー 本棚 性別 女 血液型 A型 現住所 東京都 外部サイト• 自己紹介 私の覚醒記録。 2012年の夏の事。 その前の数年間は韓国ドラマにはまり、韓国人を崇拝していた。 ある朝NHKのニュースで、韓国の李明博元大統領が天皇陛下に「韓国に来たければ土下座して謝罪しろ」と言ったと。 何度も政治家が謝罪して来たのに、大統領がなぜそんなおかしな事を言うのか?天皇陛下は関係ないではないか!と無性に腹が立ち、経緯を詳しく知りたい衝動に駆られた。 検索すると大勢の方々が、日本人よ早く目覚めてくれと叫んでいた。 真実はこう、学校やメディアはおかしいと。 メディアには絶大な信頼を持っていたので斜に構えて読んでみた。 強制連行などしていない。 植民地ではなく併合だった。 日本が統治して寿命が伸びた。 「親日派のための弁明」という韓国人が書いた本があるという。 検索したら近くの図書館にあったので自転車を飛ばし貪るように読み、涙が溢れた。 これが本当なら、日本は悪い国というのは嘘ではないか…。 呆然としつつ、ずっと心にのしかかっていた黒い雲が少しずつ晴れていくのがわかった。 フラフラしていた日本人としての土台がしっかりと根を張り始め、大袈裟ですが、生まれ変わったような気がいたしました。 1965(昭和40)年6月22日 日韓基本条約を結び「無償3億ドル、有償2億ドル、商業借款3億ドル以上を供与する代わりに、韓国側はそれまで日本に提起していた一切の請求権を放棄」した?学校では近代史は習わなかったからそんなの知らんわ。 メディアがおかしい事に段々気がついていき、購読していた朝日新聞が気持ち悪くて読めなくなる。 契約途中の解約は認められないと言う販売員に泣きながら訴えたら朝日をやめられた。 産経新聞に変えた。 日本の闇は思ったより何億倍も深かった。 国旗、国歌に対する嫌悪感や日本が嫌いだった過去を捨て去り、今ではバリバリの愛国者に変われた。 あの戦争は侵略が目的ではなかった。 エネルギーの供給を止められ、資源の少ない日本は国民の命を守る為に戦わざるを得ない状況に追い込まれた。 日本の強さに驚いた諸国は、日本を騙し、裏切った。 敗戦国の憲法を作り変えた。 事実を封印しないと、欧米が日本を陥れるために行った様々な工作がバレる。 米国による民間人に対する虐殺 原爆、空襲 は、日本人が悪かったから仕方なかったのだと思い込ませねばならない。 策を練り、「真相箱」というラジオ番組をNHKに流させ、日教組に反日教育を行わせたのだ。 過去は仕方ない。 今からどうすべきか。 テロリストに「憲法9条があるからやめて」と言えますか?憲法を護れという人は、こちらが攻撃を受けてからでないと攻撃ができない、自衛隊員の命をどう考えているのか?護憲派はそもそも日本人なのか? 目標は、神話を子供に教え、修身の復活で日本人の精神を思い出し、日本人の手で憲法を作る事。 拉致被害者を取り戻す事。 自衛隊が日本軍に昇格し、制服で街を歩けて、尊敬の目で見られる国になる事。 読書はずっと趣味でしたが、覚醒してから物語がほとんど読めなくなってしまいました。 こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 いいなーと思うとナイス連発してしまいます。 鬱陶しくてごめんなさい。 「ぼくらの祖国」「おじいちゃん 戦争のことを教えて」「まんが古事記」「カエルの楽園」の感想を上げられた方は、私からナイスされてしまいます。 時々、洋楽、エスパルス。
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